我が家は、パナソニック製の24時間換気システムを採用しました。元々窓を開けたら換気できるので24時間換気は必要か不要か悩むところでした。
ぼくは一戸建てで換気は必要だと考えています。最近の一戸建ては気密性が高いんです。換気をしなければ、空気が循環しないため、住宅内の空気が汚れてきます。現在PM2.5とか環境汚染問題が色々起こっています。また花粉もこの換気装置であれば99%除去できるそうなので、24時間換気システムは採用です。
24時間換気システムは2種類ある。
気になるこの装置は全熱交換タイプです。通常、熱交換装置には2つのタイプがあり、全熱型と顕熱型に分けられます。全熱型は熱と湿気を入ってくる空気と出ていく空気の間で交換します。顕熱型は熱のみ交換します。
全熱型24時間換気システムについて
全熱型のいいとろは夏場、除湿した空気の湿気も交換しますので、よりエアコンに対する負荷が低いことです。ただし湿気を交換するということは、イヤな匂いが湿気には混ざっていますので、その匂いが外に100%出て行かず室内に残ってしまいます。
ここで気になるのがトイレですが、トイレは別の換気口から出入りするようにしていますので、トイレの匂いが混ざることはありません。残念ですが、室内の匂いはまた室内に戻ってきます。例えば部屋で焼き肉をすれば、部屋中に匂いがつくと思いますが、顕熱型と比較すると室内に残りやすいということです。
また、1階と2階それぞれの屋根裏に換気装置を設置するためメンテナンスするたびにちょっとした脚立を持ってきてフィルター交換や清掃をすることになります。
顕熱型24時間換気システムについて
次に顕熱型の熱交換器ですが、これは熱のみを交換しますので、部屋の匂いは残りません。また全熱型と比較して高い熱交換率を誇っていたと思います。ところが冬場などは部屋の湿度を上げたりするため加湿器を置いていたりすると思いますが、湿気は室外に出ていきますので、常に乾燥した空気が入ってくる状態になります。またそれなりに装置自体が大きく、屋根裏などに設置できないんです。逆にいうと低い位置にあるためメンテナンスはしやすいですが、装置が大きくなるのはいただけません。
実際どちらの家を夏冬と過ごしていないし話も聞けていないので、どちらがいいのか判断つきません。
結局パナソニックの気調換気扇を選びましたが1時間あたり0.5回の空気の入れ替え量なので、換気したいと思えば窓を開けてしまえばいいし、窓を開けたときの空気の流れも設計士さんに見てもらったので不本意ではありますが、これ以上検討するのをやめました。
基本的に窓を開けようかな、でもそれだと24時間換気を入れる意味がなかった・・・なんてことにならないように期待していますが、換気を考えるのは難しいです。
みなさんはどうやって判断されているのでしょう?
追記
1年新居に住んでみて換気装置があって良かった。無くて良かったというのは感じませんね。というのが基本ずっと密閉空間にいないからです。どこかのタイミングで窓を開けますので、それなりに換気はできます。夏なんて窓を開けっぱなしにしていると涼しい風が入ってくるため、クーラーもあまり使っていません。
冬は、天井からの換気口から吹いてくる風が冷たくて、嫁さんは寒いと訴えることもあります。
結果として、現在、常に使っている換気システムですが、無くても良かったかもしれません。