H27年4月26日 尾道市長選を考える


4/26に尾道市長選挙が実施されます。

いよいよ選挙が明日に迫ってきました。一度、選挙について考えてみる前に尾道市の人口について調べてみます。

尾道市の人口:143,300千人(去年より1500人ほど減少)

人口が多い市町村トップ5:向島町14,700人、高須町12,600人、向東町9,200人、瀬戸田町8,500人美ノ郷町8,600人である。

前回の市長選の状況は?

2011年前回の市長選の有権者数は122,000人、投票者は75,000人、投票率は62%。当時の人口146,500人。有権者数率83%である。

前回の選挙は2名出馬を表明し、現職平谷市長が50,000を獲得し当選を果たしている。ただし、争った相手は河野氏(経営コンサルタント)であり、尾道市に強い地盤があった人ではない。

今回の選挙の争点は?

2015年現在の有権者数率を当時と同様と考えて、有権者数は119,000人。投票率は時代とともに下がっていく傾向にあるので、60%だと考えると、投票者は、71,500人である。

今回の選挙の立候補者は3人。当選者はもちろん1名。単純に過半数とれば当選35,700票集められるかどうかが今回の選挙の争点になります。

それに対し、平谷現市長は、向島中学、尾道北高校出身の吉和中学校教諭の経歴の持ち主である。

向島町、吉和町の人口から有権者、投票者数まで算出すると、8,000票ほどの地盤を持っていることになる。この票全てが平谷氏に流れることはないが、強力であったのは違いない。

今回の立候補者はどんな人たちか?

平谷ゆうこう氏

現職市長。向島中学、尾道北高校出身の吉環中学校教職員。どっぷり尾道地盤が強く出ている。

後藤のぼる氏

カンボジアのNPO支援などボランティア活動を中心に活動されていた。日比﨑小学校、広大付属福山、高校出身であり、栗原に地盤をもつ。4,200票ほどか。

よしい清介氏

吉和小中、尾道東高校出身、元尾道市議1期、広島県議3期当選。後藤氏も現職市長同様地盤があるが、その地盤は重なっている。吉和町の票をみても600票を稼げる程度。

票を整理すると、

平谷さん7,400票、後藤氏4,200票、よしい氏600票であるが、よしい氏の市議、県議の活動に理解のある人が多いと思われるので、どこまで票を獲得できるかが、今回の焦点である。

選挙の予測

現在の尾道の財政は、来年度以降赤字予測を報告しています。

この財政状況について異議を唱えられるかがH27年度は0.8億円の赤字転落です。公債も発行する方が多くなっています。H27年度は63.9億円の公債発行に対して、還しているものは71.9億円です。還すより借りる方が多くなっています。国家と同じ構造ですね。この財政にものを申せるかどうかが焦点ですが、国家と同じように景気優先でいくといつかは破たんすることをみんな知ってはいるが、なんとかなると考えているので、財政について尾道氏が破たんすると叫んでみても国家と一緒だからなんとかなると思っているのが現状でしょう。

今回の選挙は、やはり現職強しだと思います。

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