思考を辞めるか続けるかを考えたときに、思考し続けるということは、決断を先延ばしにしているということだ。
思考、決断、思考とサイクルを回し続けることに意味があり、頭が鍛えられるのであって、ずっと思考し続けるということは言葉として正しくない。
「よーく、頭を整理して考えなさい」
と言われることがあるが、それは考えて結論を出しなさいということ。
結論にも理由が必要なのはもちろんであって、「二つに一つ!」や「えいや!」で出す結論では意味がない。そこに考えがないのは明白だから!
「思考を止めてはいけない」という言葉は正しくなく、思考して決断して、別のことで思考して決断してということを繰り返すという意味だ。
そうすることで、身体の筋肉と同じで衰えることなく鍛えられるのである。
「めんどくさいから考えるの、やーめた!」
ということは、思考することを止めたという決断をしたとも言えるがなんだか寂しい。
迷ってもいいから決断しよう。そこからまた次の思考が始まるにちがいないから。