鯉のぼりの由来
鯉のぼりは、昔、将軍家に男の子が生まれると家紋のついた旗や幟(のぼり)をたてます。それが武家に広がり、男の子が生まれると幟をたてるようになってきました。
やがて、これが庶民に広がり立身出世のアイデアとして、子どもの生まれた環境に関わらず男子の成長を願うと言う意味を込めるんです。
鯉の滝登りという言葉を知っていますか?
これは中国の故事です。鯉が竜門の滝を登ると竜となって天をかけるという意味があります。その言葉にあやかり、やがて鯉を幟とするようになります。
町民の間でも鯉のぼりが掲げられるようになり、今では端午の節句に欠かせない物です。
昭和になってから写真のように鯉のぼりを連ねているような布素材の鯉のぼりが使用されるようになります。現在ではベランダにも掲げられるようなコンパクトな鯉のぼりが片付けも設置も簡単で人気ですね。
鯉のぼりの設置時期
鯉のぼりは出す日など特に指定がありませんが、4月中旬ごろから飾られ5月一杯は飾られていることが多いです。5月人形とは少し異なり若干ゆっくりでもいいようです。
PONさんが小さい頃も実家で大きな鯉のぼりを立てていました。今ではどこにいったのか分かりませんが、大きな鯉のぼりを立てる家は少なくなりました。
やはり大きな鯉のぼりを設置するのも大変だし、男手一人じゃ難しい。
昔は家族が多く、男手もあったのでできたのです。だから、現在は小さな鯉のぼりがだれでも設置できるから好まれます。時代のニーズですね。
JR東尾道駅 黒崎憩いの遊歩道にある鯉のぼり
なかなか大きな鯉のぼりが見られなくなりましたが、JR東尾道駅の近くに「黒崎憩いの遊歩道」があります。そこには大きな鯉のぼりが50体ほど並べられて泳いでいます。
あまり風がでていないし、天気もさほどよくなかったので、元気な鯉のぼりはみられませんでしたが、端午の節句が近くなったと感じる一枚です。
2017年5月3日追記
サクラほころぶ季節を通り過ぎていきます。我が家でも花見をしようとお出かけしていますが毎年来ているのがこの東尾道駅近くにある遊歩道。ここに来ると花見だけでなく鯉のぼりも見ることができます。
残念ながら風が出ていなかったため、こいのぼりが大きく及ぶことはなかったのですが、我が家の娘は鯉のぼりを見て大喜びです。鯉のぼりに桃太郎が乗っている柄のものもあります。娘はこれを鬼だと言っていましたが。。。