北野武さんの『新しい道徳』を読み終えました。


この『新しい道徳』は何気なく、本屋を回っていると偶然見つけました。最近、テレビも見ていないので、何が流行っているのか本の流行にはアンテナが下がりっぱなしですが、よく売れている本みたいですね。

『日本人にとって、「道徳」とは何か?』この問いに答えられる、親や教師はいるのだろうか。まず最初に大人たちが、真面目に考えた方がいい。現代日本に一石を投じる、国民的かつ普遍的道徳論。

子どもを育てるときに道徳って必要だとぼくは考えています。だって、子どもには、これはいいこと悪いことって教えたり、人に親切にしたりお年寄りを敬ったりすることは大事なんだよ。と教えるための基準が道徳だと思っているからです。

ですが、その基準てのは昔の人が作ったもので、あくまで生活する上で秩序を守るために作られたもの。人を支配するために作られたものだと書かれています。

本当に生きていく上で必要なことは、人の助けを得ることなんですよね。道徳ってのはその人の助けを得るためのものでしかない。

人の助けを得るためには、礼儀や挨拶は必要なものですね。それは人間関係を円滑にする上で大切なものなんですね。道徳ってその程度のものなんでしょうね。

それを廊下に落ちているごみを拾いましょうとか老人には席を譲りましょうとか道徳の授業で大人は教えるのだけど、本当にそれをしている大人がいるのか?という話なんですよ。

大人がしないことを子どもに教えても子どもは、大人のすることを見てマネするのだから、役に立たないことは、これが正しいって教えるものじゃないんですよ。だから、道徳というものを教えるんだったら、大人が自分の頭でしっかり考えて教えることが大事です。

そして、昔の人が考えた古い道徳(秩序を守るために作ったもの)に対して子どもが自分の頭で考えて、自分の心で判断できるように子どもを育てることが大事です。

この本を読んで

今の道徳の教科書を読んでみたいと思いました。学校で道徳の授業を受けましたが、あまり覚えていませんね。本当に大事なものってなんだったのか?

あとは、『自分の頭で考えて、心で判断できる子どもの育て方』なんて本を読みたいと思いました。

人気本だけあって、読んでいる人も多いですよ~。

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