学力の経済学は、ビジネス書大賞2016年準大賞ということで、ぼくも思わず書店で手に取り、読んでみました。
まだまた非科学的で思い込みの多い教育分野に科学的にメスを入れた本でした。日本では教育に関して科学的なデータを取ることは、
人を育てる教育において、実験をする風潮にはなりえないので、世界各国の論文を引用して、日本の教育分野に一石を投じた本です。
ぼくが気になるのは、非認知能力の重要さを投げかけていますが、その非認知能力を伸ばすことは、詳しく触れられていないこと。
非認知能力とは、IQ(知能)に関係なく、「意欲」「協調性」「粘り強さ」「忍耐力」「計画性」などの個人の特性
おそらく、まだまだ、発展途上の分野かもしれないが、非認知能力の鍛え方について知りたくなりました。